Web開発
Webアプリケーションを開発する仕事です。GmailなどのGoogleアプリやAmazonなどのECサイトはWebページの背後にWebアプリケーションが稼動しています。今後はクラウドの発展とともにWebアプリケーション開発はより重要性が高まると考えられています。
それではWeb開発の仕事について説明します。
Webディレクターの仕事
Webサイトの魅力を総合的に演出する仕事
インターネットや携帯電話を使った新しいサービスや、Webサイトを立ち上げるときの制作側のリーダーです。Webサイトを構築していくうえで必要になるすべてを指揮します。Webサイトを構築するために必要なこととは、プランニング、デザインの決定や全体の統一、仕様設計などです。
プログラマ、デザイナなどのスタッフをまとめ、目的を達成するためのWebサイトを作り上げます。場合によってはクライアントの目的を達成するためのコンサルティング的な業務、予算管理やスタッフのアサインも行います。
必要なスキル
・
Webに関する知識
Webで利用可能な技術と表現形態や、ユーザー参加型コンテンツに対する理解、システム設計力が求められる。
・マーケティングの知識
魅力的なWebサイトを作るために、キャンペーンやコーポレートブランディングに対する知識、コピーライティング力を押さえておくことが必要。
・リーダーシップ
Webサイトは複数のスタッフが協力して作る。これらのスタッフをまとめる力、精神的な強さ、交渉力が必要。
Webプログラマーの仕事
広範な技術を深く活用してシステムを開発する仕事
Webプログラマは、Webアプリケーションとして動作するプログラムを作るのが仕事です。開発に必要なソフトウエアはほぼすべて無償であることが多く、その一方で、必要とされる技術は広く、その進化も速いため、個々人の実力差は大きいです。最近話題のFacebookなどのSNSはWebプログラマーの独創性から産まれたサービスといえるでしょう。
対象とする技術分野は大きく二つに分かれます。Webサーバー側で動作する「サーバーサイド」とWebブラウザ側で動作する「クライアントサイド」です。サーバーサイドの技術は、LinuxなどのサーバーOS、Webサーバー、Webアプリケーションフレームワークなどです。プログラミング言語はJava、Perl、PHP、Ruby、Pythonなどがよく用いられます。 クライアントサイドの技術は、主にWebブラウザ、HTML、CSS、JavaScript、Flashなどです。クライアントサイド専門の技術者をフロントエンドエンジニアと呼ぶこともあります。
必要なスキル
・Webプログラミングのスキル
「プログラミングができなくても研修で学べる」とする企業もあるが、できたほうが有利。
様々なコンピュータの知識
Webブラウザ、Webサーバー、LinuxなどのサーバーOS、ネットワーク、文字コードなどの幅広い知識があったほうがよい。
・日本語の文章を書く能力
社内のほかの人間とやりとりをすることがある。日本語で客観的、かつ論理的な文章を書く能力が必要。
Webデザイナーの仕事
Webサイトの使い勝手を設計し見やすくする仕事です。
WebデザイナはWebサイトのデザインを作る仕事です。仕事の中心は、美しく見やすい表現を考え、実現することです。アートデザイナのWeb版とよく思われるが、実体はより広く、色彩設計、レイアウト、フォント、HTML、CSS、JavaScript、Flashなど広範な知識を要求されます。
もちろんすべてをスキルとして備えなくても仕事はありますが、どこかに強みがないと競争力は低くなります。
必要なスキル
・ビジュアルデザインの知識と活用力
画面のデザインを作るスキルである。フォント、色彩設計、レイアウト、フォームのユーザーインタフェースなどの知識と活用力が求められる。
・Web技術の理解
HTML、XHTML、CSSなどWebの標準的な技術に加え、各種画像の制作技術も必須。画像制作はAdobe Photoshopが一般的に利用される。
・コミュニケーションスキル
Webデザインの仕事は一人では完結しない。企画を理解し、要件に不明な点があれば質問し、自分の成果物を説明するコミュニケーションスキルが必要。